Wednesday, July 15, 2015

kyoto

この日は朝から古都京都へ。
先日いつも腕にはめている数珠を友人2人に分配してしまった為、いつも買っているここ西本願寺前にある”京念珠ぜにや”さんへ。 新たに1本購入させて頂きました。
ここ数日猛暑となっていますが、巨大な屋根を覆う甍が眩しいです。
今回京都へ来た目的は、十年来のNYの友人でピアニストの西川悟平氏の著書出版の記念リサイタルへ行くこと。 師・粟井先生を道連れに行って来ましたが、彼らしいトーク満載の、アットホームなリサイタルでした。 彼の今までの様々な、破天荒な人生を通しての、プラスに生きるというエッセンスたっぷりなトークは、きっとお客さんの心にも届いたはず。
リサイタル後は挨拶もそこそこに東山へ。
知恩院には幾度となくお参りに来ていますが、最近吉川英治と五木寛之の”親鸞”を読んだということもあって、ぜひとも法然と親鸞の足跡を訪ねてみたいとやって来ました。
もともと知恩院は法然上人ゆかりの地に建立された浄土宗のお寺ですが、現在国宝御影堂は修復作業中。 その建物の裏手にあるのが法然上人の御廟。

廟は長い石段を上がった、京都市内も見渡せる場所にあるのですが、こんな静かな場所に御祭りされているのですね。 上人と対峙して”南無阿弥陀仏”。
1175年、43歳の法然は比叡山を降り、円山公園の奥、ここ吉水に草庵を置き、浄土宗を開きます。 その後法然上人はここで半生を過ごしますが、1201年、29歳の親鸞も叡山を決別し、聖徳太子建立の六角堂へ百日参籠をし、95日目に聖徳太子の化身が夢枕に立ち、六角夢告を受けた後、ここ吉水に入ります。
この地で法然上人と親鸞聖人が念仏に日々を過ごしていたなんて、感慨深いです。
この法然上人と親鸞聖人に深く関わっていたのが慈円大僧正ですが、時の関白九条兼実の同母弟で、幼くして知恩院の隣の青蓮院に入寺、法然上人がここ吉水に庵を構えた際にも力添えがあり、朝廷とは相反する念仏の教義を批判しなければいけない立場にあったにもかかわらず、最後まで協力を惜しまなかった人物です。
この辺り、物語を読むとワクワクさせられます。
汗だくになりつつ山を降り、円山公園の端にある”いもぼう”へ。
この宇治金時!! ひと口目が感動的でした。 美味しく炊けた餡を添えていただく氷は絶品!
そとの猛暑を吹き飛ばしてくれました。
祇園祭ということもあってか、浴衣の人達が沢山八坂神社の周辺にいていい雰囲気。
先斗町を散策してから築地でお茶。
その後1年前に新居に入った兄の家族を一乗寺に訪ねてから帰岡。
通い慣れている京都ですが、いつ来ても心落ち着くいい街ですね。

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