Tuesday, January 11, 2011

monaco

早朝にリヨンを離れ、バスで6時間かけて南のコートダジュール、ニースへやって来ました。
残念ながら休みはないので、着いた足でそのまま電車で30分ほど離れた所にある世界第2位の小国、モナコ公国へ半日行って来ました。
 
 
電車で到着するのは崖っぷちに掘られた駅。 この駅の裏のがけはもうフランスです。
 
 
モナコと言えば思い浮かぶのもはいくつかありますが、その1つはF1のモナコ・グランプリ。 市街地がそのままサーキットになるのですが、駅の崖を降りた所にこんな銅像もありました。
 
 
ここモナコはモナコ国籍の人は人口のたった16%で、その他は全て海外からの富裕層、言い換えれば億万長者です。 街には高級車がうじゃうじゃと走っているのですが、もちろん庶民的な一面も見られます。
 
 
今日はあいにくの雨まじりの曇りだったのですが、ヤシの木やオレンジの木がたくさん植えてあって、夏や晴れの日はどんなにか気持ちがいいでしょう。
 
 
なりたい放題のオレンジ・・・ 誰も持って帰る人なんていないのかなぁ??
 
  
美しい港の景色を眺めながら坂を上がると丘の上は大公宮殿。 ここからはモンテカルロが一望出来て大変美しいです。
 
 
この写真に見える範囲がほぼモナコの全体像。 北側の崖には、まるで香港のヴィクトリア・ピークの様に建物が張り付きます。
 
 
モナコ公国をもう1つ有名にしたのがハリウッド女優でモナコ公妃なった“グレース・ケリー”。 彼女はあのカンヌ映画祭で前大公と知り合い結婚。 1982年、彼女自身が運転して別荘からモナコへ戻る途中脳梗塞を発症、そのままハンドルが切れず崖下へ落ち車は大破。 52歳の生涯を閉じました。 現在の大公は彼女の息子さんでアルベール2世。 彼女の名前はエルメスのケリー・バッグでも有名ですね。
 
 
大公宮殿の正面。 外観は結構質素な感じですね。
 
 
国の中心に位置するモナコ港には高級クルーザーがわんさか停泊しています。
 
 
崖にみっちり家が建ってます。 これでも家賃高いんだろうねぇ・・・。
 

 
なんと、こんな所にもリンクがありました。。。 休みがあったら絶対滑りに来てたんだけどなぁ。 高級クルーザーの横で滑るのも貴重な体験かも。
 

 
どのクルーザーもすごく大きいです。 中をチラ見する限りではシャンデリアも輝いてます。
 
 
日暮れ時のモナコ港。 薄明かりに宮殿と港、輝く崖が浮き上がります。
 
 
モナコ=カジノとも言えるほど、ここグラン・カジノは有名。 19世紀の半ばには国家収入の9割はカジノの儲けだったらしいですが、現在はたった5%。 この建物はパリのオペラ座を同じくシャルル・ガルニエの作。
 
 
ここグラン・カジノへの入場は10ユーロで、中は高い天井に豪華な装飾。 目を奪われる豪華さです。 入ってすぐにルーレットなどが並んでいるのですが、どこもスースと着た人達・・・。 シーズンオフで平日ということもあってがら~んとしていて、スロットなんて誰も座っていませんでした。 内部にはこれまた豪華なバー+レストランがあったのですが、おばあちゃんが一人食事をしていただけ。 確かに内装も一見の価値があるし、ギャンブルをしている人達もそれなりなのですが、ただがら~んとしていました。
あと、この建物の前にも名だたる高級車が停まっているのですが、正面に停まっていた3台だけでも億超えてました・・・。 ベントレー、フェラーリ、ランボルギーニ・・・ さすがです。
 
 
カジノの近くには有名ブランド店も軒を連ねているのですが、近くのホテルに併設のショッピングセンターも豪華絢爛です。 平民には縁が薄いですね。
 
 
モナコ公国もEU圏なので、入国の際にはイミグレーションも何もないのですが、せっかく来たのだからパスポートにハンコが欲しいと言う人は、宮殿から歩いて10分ほどにある市庁舎(Mairie)へ行くと、受付でハンコを押してくれます! 全然そんな感じの雰囲気ではなかったのですが、思い切って受付の人に聞いてみたら押してくれました。 ラッキ~!

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