Saturday, January 10, 2015

back in france

 2週間を過ごしたロンドンを離れて一路フランスはリヨンへ戻ってきました。
ガトウィックの空港でのセキュリティーの態度の悪さや、火災警報器が鳴って避難を強要された割には、その後何の放送もなく放置されたり、飛行機が滑走路で大行列になったりを散々な目に遭いつつ・・・なんとか飛んで来られました。。。 みなさん・・・ ロンドン行くならヒースローへ飛びましょう!
 久し振りのリヨン。 ロンドンのほうが随分と北に位置しているにも関わらず、ここのほうが随分と寒い! ここは市庁舎前のテロー広場。
このテロー広場の中心にある噴水”クァドリガ”(4頭立ての馬車に乗った女神)の作者はフレデリク・バルトルディ。 彼の作品は世界中の人誰でも知っているのですが・・・ 想像がつきますか?
実は彼はあの”自由の女神”を作った彫刻家です。
 休みの火曜日はきりっとした寒さの中に日差しもあって気持ちの良い一日。
 川を挟んで向こう側にあるのがフルヴィエールの丘とフルヴィエール大聖堂。
日の光が反射して眩いソーヌ川。
サン・ジャン大聖堂。 12世紀から16世紀に掛けて建設された教会で、現在修復作業中です。
その教会のすぐ隣にはローマ時代の遺跡があります。 この近くには以前のブログでも紹介した、保存状態のよい円形劇場も残っていて、歴史の古い街だと言うことを感じます。

1600年にはフランスの王アンリ4世と、あのフィレンチェ、メディチ家出身のマリー・ド・メディシスとの結婚式がここで行われています。
フルヴィエールの丘に登る長い階段。。。 この日が登るつもりもなかったのですが、あまりに天気がよく気持ちが良いので上がってきました。
15分ほど長い階段を歩き続けると、丘の頂上の展望台に辿り着きます。 ここからの眺望はなかなかに美しいです。 ローヌとソーヌ、二つの川に挟まれた世界遺産の町並みがよく眺められます。
この丘の上に立つフルヴィエール大聖堂は、1872年から1896年に掛けて建設された教会で、ロマネスク様式とビザンチン様式で建てられているので、他のゴシックな建築とは大きく違っています。
リヨンは、その名の通りライオンが象徴。



ゴシックな教会と違って、モザイク画も煌びやかなビザンチン様式。


登りと違って、下りは楽々!

旧市街にはレストラン街があるのですが、どこも美味しそう・・・。 もう新年も終わったので、節約節約!
ここはヨーロッパでもっとも広い広場の1つで、”ベルクール広場”。
中央にはルイ14世の像。
ちょっと分かりにくい場所にあるのが、この星の王子様とサン・テグジュペリの像。
この像で彼は飛行服を着ていますが、飛行機乗りでもあった彼は、第二次大戦中に地中海上空で行方不明になります。 その後1998年に漁船の網に彼のブレスレットが引っかかって、彼がここの海中に眠っていることが分かったそうです。
ここはリヨン美術館。 なぜか木曜日に1日休みがもらえたので、のんびりと待ち歩きも出来ました。 ここの美術館はなかなか展示作品が充実していて、超有名作家の作品が並ぶわけではありませんが、フランスに留学した数多くの画家も訪れて、大原美術館にも作品のあるシャヴァンヌによる壁画が階段の一階から二階にかけて描かれています。

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