Friday, January 27, 2017

Château d'If マルセイユ イフ島 観光

週に2都市も移動していると、常に動き回っているので、なかなかブログを更新する時間まで取れませんが、遅れ遅れでも書き綴っていきます。
この街マルセイユが登場するのもこれが3度目ですが、冬でも日差しは暖かく、地中海の雰囲気たっぷりな街です。




今回来たら絶対行こうと思っていた場所が”イフ島”。
以前は冬には行けなかったのに、最近は冬でも船が出ているんです。
巌窟王ことモンテ・クリスト伯の幽閉されていた島。 
イフ島までは船で20分ほどの距離。
風光明媚な港を眺めながら出航です。


先には目指すイフ島が見えてきました。
外観はとても厳めしい岩の島です。

ついに上陸。 島自体は小さなもので、中心にあるのがこの建物。
シャトー・ディフは1531年に完成した、海からの防御のための施設で、その後脱出が困難であるということで、政治犯や宗教犯罪者の収容される牢獄となりました。
しかし、この島が一躍有名になったのはこちらデュマによる物語”モンテ・クリスト伯”。


エドモン・ダンテスが神父ファリアに出会うシーン。
本が出版されてからは、この島も一大観光地となったそうです。

自分のイメージからは、もっと暗くて蟻の這い出る隙間もないような建物を想像していたのですが、なんとも修道院のような心穏やかになれそうな建物。

 自分のイメージのエドモン・ダンテスの部屋はこんな感じ。


こちらが彼の収容されていたとされる部屋。
え~~~~~~~~っ!!!
めっちゃ広いしラグジュアリー!!!
全然快適そうだし、自分だったらここで一生過ごせるわ! 陽の当たらない真っ暗で狭くてじめじめした部屋を想像していたのに、地中海気候でカラッとすっきり、広くて明るい部屋でした。。。
奥に空いている穴がファリア神父と出会ったとされる穴。 このアクセス簡単な明るい部屋で、こんな穴空けたら監視にバレバレだし。。。
物語を読んで想像している部屋の方が悲劇的でドラマチックだわ。



1516年、インドのスルタンからポルトガルの王へサイが贈られるのですが、輸送の途中で小屋を建てて立ち寄ったのがこの島。
フランスの王フランソワ1世も見学に立ち寄っていてます。
その後サイは船旅の途中で遭難して、死体となって打ち上げられたサイははく製としてローマに送られたそうです。


壁にはいろいろな落書きがありますが、結構古い落書きも残っていて、古今東西やることは一緒なのですね。。。







上からの眺めも大変綺麗で、日差しも気持ちよく快適。
エドモン・ダンテスの悲劇なイメージがどんどんと崩壊していくぅ。。。



 1時間ちょっとの滞在で十分満喫できました。
カフェでもあったら半日くらいは楽しめそう!




港に戻る途中、お隣の島に立ち寄りますが、ここものんびりバケーションには良さそうな場所です。
ここから見るとマルセイユの街も意外と近くに見えます。





マルセイユ大聖堂。
ローマカトリックの大聖堂です。

 ロマネスク、ビザンチン様式の建物で、存在感があります。
 1850年代から建設の始まったので、まだまだ新しい建物です。



前回来て好きになった美術館、MuCEM。
常設ではなくエキシビジョンの美術館で、今回はコーヒーの歴史についての展示がしてありました。
中東からヨーロッパ、そして世界に広がっていくコーヒー文化について、わかり役解説してありましたが、コーヒーってつくづく不思議な飲み物。



ここの屋上は日当たりが最高で気持ちがいい!!

ここから橋を渡ると、隣の要害へ行くことが出来ます。




マルセイユを見守る聖母のおられる”ノートルダム・ド・ラガルド寺院”。




ここは19世紀に給水施設として建てられたロンシャン宮。 両サイドは自然史博物館と美術館になっていますが、一度立ち寄りたいと思っていたので、仕事前に寄り道してみました。


噴水や池が配置されていて、ランチの後の時間をのんびり過ごしている人達がちらほら。

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