Thursday, April 3, 2008

valencia

さてと、随分と更新が遅れてしまいました・・・。
雪の降っていたドイツを後に、ここスペインのバレンシアに到着したのは月曜日。 あまりの暖かさと開放感、夏時間に入った為日没が9時まで伸びたこともあって、毎日朝から夜まで出歩いているので、部屋にこもってキーボードを叩く暇さえありませんでした・・・。

ここバレンシアの空港に到着したのは月曜の夕方だったのですが、外はまだ陽が高く、気温は24度!午前中まで寒い思いをしていたのがまるでウソのようで、まさに冬眠から叩き起こされた動物のように太陽の光を感じました。 ”あぁ!太陽は最高!!”

ホテルはこの下の写真にもある不思議な建造物”芸術科学都市”に隣接したモダンなところで、緑豊かな公園もあって、部屋に着くなり友達と散歩へ。 もう太陽の光を吸収しまくりです。 近くのカフェで久し振りの美味しいコーヒーを飲んでもう満足! 久しく使っていなかった片言スペイン語も意外にすんなりと口から出たのでちょっとびっくり。 まだ脳みそは錆付いてなかったみたい・・・。 (スペイン人って全然マイペースなので、外人に対してわざわざ英語で話しかけようなんてしません・・・。”え?スペイン語わかんないの?くらいの勢いで話しかけてくるので、簡単な会話くらいはマスターしておくのが無難。ちゃんとスペイン語も勉強しようと思ってもう数年・・・本気になってません。)









ここ芸術科学都市。 なんとも不思議な建物が並んでいて、ちょっとガウディー・チックでもありダリっぽくもあり、やはりスペインっぽいのかなぁ・・・。 近未来を思わせる空間が広がっていて、周辺の公園ではみんなが日向ぼっこをしていたり、犬の散歩をしていてとってもいい雰囲気。 ここだけで1日遊べてしまえそうな場所です。

もうとにかく何度も言いますが、太陽の光が最高に嬉しい夕暮れ時でした。


次の日は街へ散策へ。
駅から中心部へ歩くと、市庁舎などまさにスペイン風な豪華な建築物が並んでいて、ヤシの木も並び、もう南国気分そのまま。 このラテンな空気は南米でも共通で、開放感と暖かさに溢れています。 ここにいるだけでウキウキと心も晴れて、勝手に心が豊かになっていくような気がします。
この写真は中央市場で、これまたラテンな国に特有なタイルがふんだんに使ってあって、なかなかに美しい外観です。


う~ん。 やっぱりイタリヤやスペインのハムは欠かせない! タパスに行ったら食いまくらないと・・・。



バレンシアが発祥の食べ物と言ったら、スペインを代表する”パエリア”!! パエリアに欠かせないのはやはりシーフード。 地中海に面しているので海産物も豊かなようです。


そしてバレンシアの名前が一番よく広まっているのは、この”バレンシア・オレンジ”のせいでしょうか?
街の中にはオレンジの木が沢山生えていて、今でも黄色い実を豊かにつけています。 実が付いているのに、同時に隣で花も咲いているのはなぜ? 暖かいから1年中サイクルしながら実っているのかなぁ・・・? しかしこのオレンジの木の周辺、とってもいい香りに包まれています。 


中央市場の反対側には、世界遺産の"la Lonja de la Seda(ラ・ロンハ)"と言う建物があります。
これは商品取引所の後で、”絹の商品取引所”と言うことらしいです。 


入り口を入るとこの天井の高い”柱のサロン”があって、かなり広い空間が広がっています。 この柱16メートルもあって、その姿からヤシの木の楽園とも表現されたようです。




2階も含めて数部屋あるのですが、なかなか興味深い建物でした。
中庭にはオレンジの木が沢山植えてあるのですが、四方を建物に囲まれている為に香りがこもっていて、まるで誰かが芳香剤でも撒いたのかと思うくらいシトラスの香りに溢れています。 ここの暖かい木漏れ日の中で昼寝でもしたら、リフレッシュどころか人間が再生できそう。


さて、ここにはキリスト教の中でも重要な聖遺物のあるカテドラルがあります。
ここの教会内部については、次の日のブログに詳しく書きます。




カテドラルには隣接してミゲレの塔と言う塔が建っていて、2ユーロで上まで上がらせてもらえます。 上からはバレンシア市内が一望できて、とても心地いい風が吹いています。







この豪華な大理石の入り口を持つ建物は”国立陶器博物館”で、博物館とは言いつつも、建物は過去に宮殿として使われていたもので、陶器に興味のない人でも内部は必見! もちろん陶器についての展示もありますが、まず中に入って一番手前の部屋に置いてある馬車は豪華絢爛! 今までもいろいろな博物館にある馬車を見てきたけど、ここまで豪勢なものはあまり見ないかも。 各部屋もなかなかに美しく、入ってみる甲斐はあります。



さて、広場のカフェでのんびりお茶をしていたので、お昼がてっきり遅くなってしまいました。

昼はやはりタパス!  スペインの楽しみの一つはタパス巡りですが、カウンターに並んだ食べ物を見ると、どれも試したくなります。 この魚のフライと小さなイカのフライはとっても美味しく、結構日本の居酒屋でもありそうな味かも。



これは駅のすぐ横にある闘牛場。
スペイン各地に闘牛場はありますが、ここではそんなに頻繁には行われてなくて、次回は6月になってからのことだそうで、残念ながら内部を見ることはできません。

1日中歩き回って疲れていたのですが、ホテルに帰ってひと休みしてもまだ陽が高く、せっかくなのでビーチへパエリアを食べに行くことに。
街中でもパエリアは食べられるのですが、やはりここの海岸沿いがいいとのこと。 砂浜はちょっと黒っぽい砂で、地中海はまださすがに泳げるほどは暖かくなかったです。

レストランは9時頃にならないと開かないようだったので、近くのバーにサングリアを飲みに。
そしてつまみには最近日本でもよく耳にするスペイン原産の”イベリコ豚”のハム!! う~ん。美味しい!!


バーを出たら一番人が沢山はいってたレストラン"el coso"へ。 2種類のパエリアを混ぜてもらったのですが、ちゃんと固めのご飯でもうお腹いっぱいです。 注文は2人分からで、4人分だとこんな大きなパンに乗って出てきます。

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