Wednesday, March 23, 2011

lisbon

しばらくを過ごしたスペインを後にバスで5時間、今回のツアーで一番楽しみにしていたポルトガルのリスボンへやって来ました。
前回来たのはもう7年も前のことですが、それでもあまりに印象的で大好きな場所なので、常に心のどこかで思っていたせいか久し振りに来た気は全くしませんでした。 バスでリスボンのランドマーク的4月25日橋を渡る時に突如として見えるリスボンの全景には言葉を奪われます。
 
 
ホテルも前回と全く同じ場所。 勝手知った道を歩いてさっそく散策へ。
リスボンと言えば、この街中の歩道を美しく埋め尽くす象牙色のモザイクの石畳。 これだけの距離を、全てこんな小さな正方形の石で埋め尽くすのはどれだけの手間だったでしょう・・・。 切り出した岩の量と共に考えると途方もないです。 (ところどころつるつるになっていてちょっと滑りやすいし、坂道だらけのリスボンではヒールの女の人にも大敵ですが・・・)
 
 
 
 
”ロシオ広場”。 中央の円柱は初代ブラジルの国王となったドン・ペドロ4世。 真中の噴水も気持ち良く、常に多くの人で賑わってます。
 
 
 
このちょっと目を引く鉄の柱。 鉄塔のエレベーターです。 上からの眺めはなかなかのものらしいですが、未だ上がったことはありません。
 
 
バイシャと呼ばれる商店やカフェの連なるエリア。 正面が海へと続く”コメルシオ広場”です。
 
 
ポルトガルと言えば日本にも沢山伝わった“南蛮菓子”のふるさと。
フランスの”パティシエ”のごとく”パステリア”が並んでいますが、このエッグ・タルトの名前で人気の”パステル・デ・ナタ”、本場の味は素朴です。
 
 
リスボンの市内を走るのがこのレトロな市電やケーブル・カー。 時々このレトロなのに混じって新しい市電も走ります。
 
 
”コメルシオ広場”に繋がる門。
 
 
 
ここコルメシオ広場では、1908年、国王カルロス1世をはじめ王族が別の宮殿からリスボンへ戻る際、テージョ川を船で渡り、上陸後ここを馬車で通過している際群衆の中から狙撃され王は即死、皇太子も20分後に死亡、次男も撃たれたものの命は助かり、彼がポルトガル最後の国王として即位します。 その後彼もイギリスへ亡命し子供を残さず亡くなります。
 
 
こーんなパステリアがいっぱいです。 うまうま!
 
 
夕食に立ち寄った食堂で適当に選んでみたアロス・デ・マリスコ(Arroz de Marisco)。 直訳で想像したら海鮮ご飯だったのですが、スープの多いシーフード・リゾットといった感じで、パクチもちょっと入ってて出汁を吸ったご飯がなっかなかに美味しかったです。 ワインも安いし、最高!
 
 
この坂道、ケーブルカーなしで上がろうと思ったら結構辛いです。
 
 
ポルトガルと言えばポート・ワインが有名ですが、今夜はみんなでポート・ワイン協会の経営するバル"Solar do Vinho do Porto"へ行って来ました。 ワインが350種類もあるのはいいのですが、ポート・ワインの素人にはどれがいいのか分かりづらく、終始ウエイターの人におススメを聞きながら5杯くらい試してみました。 1杯が1ユーロちょっとから、40年物でも10ユーロくらいで飲めます。 自分は20年物くらいまで試してみましたが、甘さの方が先行して、ワイン自体の違いがいまいちわかりませんでした。 でも、白のポート・ワインなんてのもあったんですね。 どうやら、白は食前酒、赤は食後のようですね。
 
 

やっぱりリスボン大好きです。

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