Tuesday, November 12, 2013

johnson space center

 もう何度となく来ているヒューストンですが、今回念願叶って”ジョンソン宇宙センター”へ行って来ました。 さすがに打ち上げをする場所なのでダウンタウンからも少し離れていて、今まで時間がなくて訪れる機会がなかったのですが、今回はそんな長年の希望が叶いました。
アトラクションのある場所からは2時間ほどのトラム・ツアーが出ていて、主要な見学場所へ連れて行ってくれます。
そして初めに訪れたのが、アメリカ宇宙計画の心臓部だった司令塔。 色々な映画でもここの場面は出てきますが、ここがその本物!
 アポロ11号を月に送った際のプレートもあります。

よく見慣れたこの風景。 1965年から1992年まで使われていた管制室。
人類を初めて宇宙に送ったのも、月面に上陸させたのも、アポロ13号を救ったのも全てこの場所。
管制室は整然としていて、当初IMBのコンピューターは階下にあって、部屋一部屋分の大きさで、なんと処理能力は5MB・・・。5MBなんて・・・iPod Miniよりメモリーが少ない・・・。 そんなメモリーで人を宇宙に送れていたなんて驚きです。 まだまだアナログな時代だったんですね。
当時アメリカのトップクラスの頭脳が集結していたそうですが、ここの部屋の平均年齢26歳。 全てのミッションの責任者フライト・ディレクターが31歳。 ケネディー大統領も随分と思い切った事をしましたね。
 映画アポロ13の場面。 まさにこの場所です!
 敷地内の建物に名前はなくて、全て番号で呼ばれています。 この9番はと言うと。
そうです。“宇宙ステーション”の訓練施設。
ここには実物大の模型が置いてあって、そこで隊員の人達は訓練します。 今現在若田さんも滞在中ですが、日本人初の隊長。 すごいですね。
今はシャトル計画も終了しましたが、奥にはシャトルの頭も見えます。
このボールの様なものがドッキングする場所と言う説明だったはず。。。
建物奥には最新の研究場所。
 こんな人型ロボットまで。 これ、映画のプロップなどではなく、大真面目です。
この白い乗り物が、今後の重要なミッションを背負っています。 多分SLS計画と呼ばれていて、2030年代に人類を火星に送るそうです。
火星までは片道6か月、火星滞在期間1年。 と言うことで、計2年間をこの小さな物体の中で過ごすことになります。 2年分の食糧や機材など、全て詰め込んで、しかも毎日この中で2時間のエクササイズ。 この中で、たった一人で1ヶ月寝起きしろと言われても無理だろうけど、4人でしかも2年間・・・。 制限だらけの生活。。。 想像もつきません。 シャワーもなければ満足にトイレも出来ないし、食べたいものも食べれない。。。 うぅぅ。。。 宇宙飛行士は大変だ!
これがさっきの上半身だけだったロボットの次世代版。 わざわざ人間の形にする意味はあるのでしょうか??
宇宙での作業の訓練をする場所。 宙づりになったまま色々な作業をするのですが、無重力では足が使えない為、基本すべて手だけでしなければいけません。 そんな訓練の出来る場所です。
で、ここには本物のロケットが。
まぁ・・・とにかくその大きさにはビックリです。
 写真ではこの迫力が伝わらないのが残念ですが、ここは最初の離脱か所。
ここがその次。
随分と複雑なつくりをしていますが、故障など起きないのでしょうか??
あまり見る機会のないロケットの内部。
そしてここが一番先端。 ここの部分を飛ばす為の下の部分の大きさが半端ではありません。
この巨大さ、分かんないですよねぇ・・・。
そしてシャトルへ潜入。
全ての物はこの様に引き出しに入っています。
食べ物もこんな感じ。 宇宙ステーションでの生活の様子を説明してくれるアトラクションもあるのですが、そこでは睡眠の様子、排泄の様子、食事の様子など色々と教えてくれます。 ところで、宇宙ステーションでの水の供給ってどうしているか分かります? 便座は足と腿を固定出来るようになっていて、その前の部分にはホースが。 そうです。 尿は全てそのホースの中に排泄されてリサイクル。 飲み水にも食料用にも使われます。 そうなんだろうなぁ・・・とは想像していたものの、実際そうだと聞くとちょっとゲンナリ。。。
あと、ここでも毎日のエクササイズは2.5時間だそうです。 大変だぁ!
アポロが落ちてくるときのパラシュート。 映像で見ると小さいですが、実際はやはり大きいですね。 これ3つくらいで落ちてきますよね。
さーて、月へ上陸。
これが月の土。
 そしてこれはアポロ17号が月から持ち帰って来た38年前の石。 世界には8個だけ一般の人の触れる月の石があるそうです。
宇宙ステーションに参加。 ふわ~っ!!! っと飛んだつもり。
宇宙ステーションでは19分に一度夜明けを迎えるらしいです。 目が回りそう。


冷戦も集結した現在、これから宇宙開発はどのように進んで行くのでしょうか?
政治、夢、ロマン、希望、未来。 いろいろな面を持った宇宙開発。 ふ~っと夜空を見上げるだけでも、無限に広がる宇宙への興味は湧きますね。

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