Monday, October 25, 2010

st. paul

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この階段を見てすぐに映画“メリー・ポピンズ”の鳩おばさんの歌うシーンが出てきたらかなりの通でしょう。
はい。 ここがロンドン金融街にあるセント・ポール大聖堂です。
1666年のロンドン大火災の後、クリストファー・レンによって再建され、1710年に完成しました。
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正面にはアン女王の像が立っています。


入場料を払うと、教会はもちろんドームの上まで上がれるのですが、内部のドームの淵”ささやきの回廊”までが259段、その上屋外の“石の回廊”までが119段、そして最上階のこの景色を見れる”金の回廊”まではさらに152段。。。往復1060段の狭い階段を上がり降りするので、足と心臓に自信がない人は断念しましょう。。。^^; 
写真の正面が金融街Bank周辺。


テムズ川とロンドン・アイ、国会議事堂方面です。


ロンドン・ブリッジも見えますね。


第2次世界大戦中も、何度も爆撃の危機に遭いながら、市民の消火隊によって教会は守られました。


ドームまでの高さが365フィート(111メートル)で、1年の日数に合わせてあるそうです。
教会内部では写真が撮れないので説明だけにしますが、主祭壇の天井などは美しいモザイクで飾られていて、ドームの下の部分にも聖書のマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ等がモザイクで描かれているのですが、天井部分は彫刻のレリーフ風に絵が描かれています。 その理由としては、モザイクだとヴァチカンのサン・ピエトロのようにカトリックっぽ過ぎる(イギリスはローマ・カトリックから脱退したイギリス国教会なので)、後は予算が膨大にオーバーするといった理由だったそうです。
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自分のここの印象としては、チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式がここで行われた時の記憶がほんのかすかにあります。


この付近、すらっとスーツを着こなした金融エリート・サラリーマンが沢山歩いてます。
ところで先日行ったコートールド・ギャラリーのあるサマセット・ハウス。 行った時からどうもその風景に覚えがあると思っていたら、自分の時々見る映画の1つ"the duchess"(邦題”ある侯爵夫人の生涯”)で、デューク・デボンシャーが住んでいる館がそこの設定でした。 映画を見ている時から綺麗な場所だなぁ。。。と思っていたので、まさかそこが撮影の場所だとは思いませんでした。
しかしヨーロッパの街は、どこでもすぐに中世の映画の撮影には使えそうなので納得です。

1 comment:

Chiaki said...

メリー・ポピンズは子ども達が大好きで、何度も一緒にDVDを観ました。
娘も息子も吹き替え版の「スーパーカリフラジスティックエクスピアリドーシャス」をアカペラで歌えるくらい好きですが、昔「おかあさんといっしょ」で歌われた同曲とは歌詞が違うので、カラオケで歌いたがるのに歌いにくいというジレンマに陥っています。