Wednesday, May 14, 2008

camel treck

今日は楽しみにしていたCamelTreckの日。友達はすでに何もないこの地に飽き飽きしているので、それをなだめるのが大変・・・。 自分はここの宿に、今まで泊まってた日本人が残して行ったらしき雑誌や本が置いてあったので、日中はのんびり中庭で読書。 こういう何もない場所では、こうやって時間を過ごすのが最高。 ”暇だーっ!”とウロウロし続ける友達は無視。


夕方4時。 いよいよトレッキング開始。 水は沢山持っておけという事だったので、1.5リットルボトルをバックパックへ。 香港に住んでいる中国系アメリカ人の親子と計5人での出発。 ガイドとして現地人のオマールがラクダを引きます。宿の裏に行くと、すでに4頭のラクダが待っていて、まじかに見るラクダにちょっとドギマギ・・・。 でも意外に大人しく、見た目はとってもかわいいです。 
普通にまたがっていざ立ち上がる時になると結構ゆれて、しっかり掴まっていないと振り落とされそうなくらい。 ラクダって結構足が長いから、後ろ足から前の膝を付くように立ち上がって、それから前足を交互に立てるので、上に乗ってる人はバランスを取るのも大変。さて、準備が整ったところでいざ出発。 5分もすると砂漠の真っ只中で、そんなに歩くスピードは早くないものの、ちょっとした遊園地の乗り物に乗っているような感じ。 道のりは小さな丘の上り下りの連続で、登りは結構楽なものの、下りはラクダも砂に足を取られるので、自分達もかなりの衝撃。 全く休憩なく歩き続けるので、1時間も歩いているとだんだんとお尻が痛くなってきて、結構辛い状態に・・・。 ラクダに乗っているより、結構普通に歩いた方が楽だったり・・・。





約2時間でキャンプに到着。 日没前だったので、そのまま砂丘に上がって夕日を眺めることに。 2日続けてこの景色を眺めているけど、やっぱりかなり壮大。 下にいたら分からないけど、高いところから眺めるとちゃんと砂漠の端っこも見えて、この砂が永遠には続いていないことは分かります。
丘を降りると、もうお決まりになったミント・ティーが振舞われてホッと一息。こんな砂漠の真ん中のキャンプに猫が一匹住んでいて、オマールが連れてきて住まわせているとのこと。 結構ガリガリで、半野生化しているものの、人恋しさか人懐こく寄ってきます。だんだんと日が暮れてきて星が光り始め、自分達も夕食。 これまたお決まりとなったタジン。 真っ暗の砂漠の中に敷物1つ。 5人で食卓を囲んで楽しく雑談。 自分達でも結構大変なトレッキングなのに、この香港から来た2人の4歳の子供は結構ハイテンションで、2時間のトレッキングも平気なもので、夕食後も色々エンターテインしてくれました。 気温もちょっと下がってか、虫たちもチョコチョコ歩き回っていて、ちょっと心配でオマールにサソリのことを聞くと、”あ、サソリね。いるよ!”とのこと・・・。 そんな平気な顔しているって・・・。 刺されたらどうするの?!?! 特に大げさにも言わないところを見ると、刺された人とかはいないのかな?!

夕食後、まだ9時前だけどもう就寝の準備。トイレはないので、適当遠くまで歩いていって用をたします・・・。 ”立ちしょん”なんて小学校の時以来やったことなかったけど、満天の星空の下、砂漠のど真ん中で用をたすなんてちょっとレア。 
寝床は砂の上にただマットを敷いた上に寝袋。今夜はそこまで冷え込みもきつくなかったのでちょっと安心。 半月でも結構明るく、寝転んで上を見上げると無数の星。 こんな美しい星空を見上げながら眠りにつけるなんてなんて贅沢・・・。 明るい流れ星が1つ。 夢のような景色でした。深夜過ぎ、風が出てき始めて出している頭だけが冷えてきて、風とともに砂も舞い始めました。 半分寝ぼけたままブランケットを頭まで被せて”明日になったら自分は砂に埋まっているかも・・・”なんて思いつつ寝てました。


ここがキャンプ。 いくつかのテントが張ってあるのですが、それ以外には何もなし。 大自然のど真ん中です。


砂漠の朝。 同じ日の出でも全然違った雰囲気です。

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