Tuesday, September 14, 2010

glengoyne

1週間半のリハーサルを終えて先週末ショーがオープンしました。 靴を新しくしたばかりなので、まだまだ思ったようには滑れませんが、とりあえず無事にオープニングを迎えました。



昨夜は夜にパーティーがあったのですが、今年もスタッフを含め日本人が多いです。(写真では1人欠けていますが)



今日月曜日は唯一の休み。 朝からスコットランドらしい暴風雨・・・。
先週エディンバラには行ったので、今日はせっかくなのでウィスキーの蒸留所へ行ってみることに。
調べてみると、ダウンタウンからバスで1時間くらいの所にGlengoyneという蒸留所があったので、昼から一人で行ってみました。
建物の裏には滝が流れていて、ウィスキーはここの水で作られているそうです。



ウィスキーと言ってもコーラと混ぜて飲むジャック・ダニエルくらいしか縁がありませんが、せっかくスコットランドへ来ているので、ちょっと歴史と共に勉強してみることに。
そもそもウィスキーは600年前にアイルランドで修道士によって製造されていたらしく、その後スコットランドで文献に出てくるのは500年前にことらしいです。(実際はもっと早くから作られていたらしい)
スコットランドで作られるウィスキーを“スコッチ”と呼びます。 麦をちょっとだけ発芽させて、それを乾燥させるのに泥炭を使っていたのが特徴らしく、独特の香りがあるそうです。(ここの蒸留所では今は風で乾燥させてるとのこと)

ビールを作るように糖分だけを分けて、残りのカスは周りの牧場へ家畜の餌になります。(工場の周りは羊や牛がいっぱい・・・) その分けられたものにイーストを混ぜて発酵。 アルコール度7-8%になった液体を蒸留器に2度かけると、アルコール度が60-70%に上昇。 それを木製の樽に入れて寝かせることになるのですが、最低10年寝かせるそうです。 この樽はスペインでシェリーを入れていた樽を使うそうです。(樽が古くなったら園芸用になるそうです)
樽によってウィスキーの色が変わるそうなのですが、それは何樽も混ぜ合わせるので、色は平均されるそうです。 なお、スングル・カクスという1つの樽ごとの瓶もあります。



これは40年物のウィスキー。 値段はと言うとおよそ50万円です・・・。


ツアーの後に17年物のシングル・モルト(1つの蒸留所で作られているもの)を飲ませてくれるのですが、まだウィスキーの味は全く分かりません。。 ウィスキーはコーラと混ぜてしか飲んだことがないというと、シングル・モルトは絶対ストレートで、水や氷も混ぜないでチェイサーと飲むこと!とのこと。 じゃないともったいないそうです。。。
ここのウィスキーが日本ではアサヒ・ビールが販売しているようです。

http://www.glengoyne.com/
http://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/scotch/glengoyne/

1 comment:

Chiaki said...

オープニングおめでとうございます&お疲れ様でした。
ウィスキーも奥が深いんですね。
お酒に弱い私は、蒸留酒特有のあの何ともいえない鼻に抜けるアルコール臭を思い出しただけで、ふらふらしてきそうです。
けれど、そのお酒が誕生した謂れや、辿った歴史は、心と脳で味わいたいものです。