Sunday, July 3, 2011

botega

今日はコルドバを離れてパンパの草原を通り、1時間ほど離れた所にあるColonia Caroyaと言うところまで行って来ました。

ここにはコルドバの世界遺産のイエズス会の伝道所と共に建設された農園、教会や住居なども合わさった総合施設があります。 これらの施設は1615年に建設が始まったのですが、維持されたのはスペイン王カルロス3世が大陸からのイエズス会の退去命令を出した1767年までで、その後放棄されました。

さて、こんな所までやって来たのはこのBODEGAへ来る為。 ボデガとはここで言うワイナリーのことなのですが、アルゼンチンは世界第5位のワイン生産国。 自分も初めてこの国に来るまではあまり好きではなかったのですが、初めて来たときからMalbecのファンになりました。

ほとんどのアルゼンチンワインはメンドーサやサン・ファンと言った地域でつくられるのですが、メンドーサはここから10時間も離れているので今回は諦めて、近場のここコロニア・カロヤへ来たというわけです。



片言のスペイン語と片言の英語でツアーをしてくれたのですが、結構ここでのワインの作り方は違っていて、ワインのタンクもコンクリート製です。



これらの樽の置いてある部屋は、以前ワインで直接満たされていた場所で、壁には浸み込まないよ うにホーローっぽいペイントが施してある名残がありました。 このような部屋がいくつもあります。

こうやって世界各地にワインの産地が広がったのも、キリストが最後の晩餐の時に自分の血をワインに例えたお陰で、それがミサの際必要だからであって、はるばる伝道師たちはヨーロッパから苗木を運んだんですね。

さて、見学の後はもちろん試飲なのですが、ここのマルベックはそんなに好みではなく、それよりこのグラッパで漬け込んだ葡萄とレーズンが最高に美味しくて、アルコール度は高いもののパクパク食べてたら、お皿が空いたらあまた新しく出してくれて・・・。 酔っぱらう前に退散です。

普通のボトルは200円から300円で、特別な限定マルベックが1000円ほど。 このマルベックだけは試飲が出来なかったので、、それとこのレーズンの瓶2つ買って帰りました。^^

コルドバに戻ったらすっかり日も暮れていたのですが、ライトアップされたカテドラルもなかなか美しく趣があります。




カテドラルの裏にあるここと征服したセビリア生まれのヘロニモ・カブレラの像。

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