Wednesday, February 20, 2008

kobenhavn / copenhagen

今週唯一の休みの今日は、朝早くから電車でコペンハーゲンへ。
ここオデンセからコペンハーゲンまでは、電車で約1時間半。運賃はUS$45と高いけど、ここの物価の高さからすれば普通なのかな? 普通あまり席の予約を入れなくても座れるのに、この区間はほぼどの席も予約が入っていたので、どうせ値段も変わらないので、帰りは予約をすることに。(ヨーロッパでは指定や自由車両の区別はなくどれも同じ。指定してある席だけ区間に応じて表示がしてあります。)

ここへ来るのは今回で2度目ですが、コペンハーゲンに着いて、まず駅を出た時に目に入るのが有名な遊園地”チボリ公園”です。(以前倉敷にもありましたが・・・) 冬期は乗り物などは休業しているようで(もちろんこんな寒い時期に遊園地なんて行けない・・・)未だ中に入ったことはないです。


今回ここに来た最大の目的は、ロイヤル・コペンハーゲンの工場へ行って、B級品を買いまくること!が、しかし!!! 工場は郊外へ移転したそうで、現在は街の目抜き通りにショップ兼博物館があって、そこでB級品の販売もしているとのこと。 とりあえずそこまで行くことに。


お店はジョージ・ジャンセンと並んで、一等地に建っていました。 中も随分とオシャレで、以前行った工場とは大違い・・・。





地上3階、地下1階の建物は1階と2階がショップになっていて、3階が博物館です。 ここにはロイヤル・コペンハーゲンの歴史や製作過程などが分かりやすく展示してあって、なかなか興味深かったです。 
ロイヤル・コペンハーゲンは言わずと知れたデンマーク王室御用達の伝統ある陶工。 デザインパターンの”ブルーフルーテッド”などは日本をはじめ、世界中で大人気、”フローラ・ダニカ”は不朽の名作と言われています。
100人の絵付師が全ての工程を受け持っているそうで、日本人の男の人も30年近くここの絵付けに携わっているそうです。



日本人団体観光客に占拠される直前、絵付けのデモンストレーションと説明をしてくれるおばちゃんが、試しに絵付けの体験をさせてくれました。 素焼きに絵付けをして釉薬をかけて焼くパターンと、これは釉薬をかけて焼きあがった皿に、元の花のスケッチ・ブックから皿に絵を書き写し、それから何度も焼きつつ色を塗り重ねていくパターンがありました。 この皿には更に金が塗られるのですが、全ての工程で8回も焼かれるそうです。 こんな手の込んだ絵皿、日本円で15万だそうです。

かなり真剣に絵付けをしましたが、これは一度薄い色を塗って焼かれた上に濃い色を載せる作業。 絵の具は特殊なオイルで混ぜていて、意外に伸びがよく塗りやすかったです。 
自分も結構絵心あったりして?



柔らかい色合いのフィギュリンなど自分も大好きですが、結構芸術の域に達した作品が並んでいて、無料の博物館にしてはかなりの充実です。
さて、ここのショップのB級品ですが、もうブティックと化していて、ぜーんぜん安さを感じなかったので何も購入せず。 これだけ日本人観光客が押し寄せてくるなら、わざわざ安くする必要ないもんね・・・。 ということで、今は閉鎖した工場で今もやっているB級品の販売店へ行くことに。


現在も当時の面影の煙突などは残っていますが、中は完全にオフィスなどになっていて、セカンド・ハンド・ショップはその横に併設されています。 
前回来た時は建物の裏にあって、あの高級品が無残にもプラスチックのボックスに入れられて、所狭しと並べてあったのですが、ここもリニューアルされていて、ちゃんとしたお店になっていました。
街なかのお店と違って種類も豊富で、B級品の値段から更に値引きしてあるものや、捨て値同然のものもありましたが、やはり以前とは比べ物にならないくらいの値上げ。 全く購買意欲が出ませんでした。 前回来た時にはあれもこれも買って日本に送ったのに、これだったらアメリカのEbayで買ったほうが全然安いや・・・。
大量に買う覚悟で来ていたのに、これではがっかり。。。 前回買ったのが随分価値が出そうです。 日本人観光客がいっぱい来るのも良いのか悪いのか・・・。



地下鉄で街まで戻って、母親に頼まれていたデンマーク刺繍のセットを買いに行き、その後は街の散策へ。 一通り以前観光はしてしまっていたので、ただプラプラと歩いて回りました。 

城や宮殿などが街中にあり、とても高貴な感じのする町並みです。 これはクリスチャンボー城で、1167年に築かれて、その後再建が繰り返され、現在の建物は1928年のものです。 国会議事堂や女王の謁見の間として使用されているそうで、なかなか重厚で美しい建物です。 


歩いていて目に留まるのがこの建物。 シルバーの獣の尾が絡まったデザインの塔、特徴的な三角屋根のこの建物は旧証券取引所です。

ここは有名な”ニューハウン”。 カラフルな建物が並び、シーフードなどのオシャレなレストランが軒を連ねています。 以前はここで食事をしたけど、もうここの物価に着いて行けれてないので今回は却下。


ここはアメリエンボー宮殿。 ここには衛兵が並んでいて、女王の居城となっています。 元々クリスチャンボー城が宮殿だったものの、18世紀末に火災に遭ってからはこちらに移り住んでいるそうです。 正面に見えるのが”フレデリクス教会”。  


なかなか美しいクーポラを持つ教会で、内部の天井画も素晴らしいです。

自分は全くビールのファンではないけど、ここはあの”カールスバーグ”(日本ではカールスベアって言うのかな?)の産地です。 駅から10分くらいのところに工場があって、ビール好きの友達はそっちに行ったらしい・・・。 とりあえず自分もバーで試してみたものの、やっぱどのビールも味は同じにしか思えないかなww



チボリ公園を眺めるアンデルセンの像。 偶然にも4年前に同じマフラーで同じ格好をして写真を撮っていたので両方載せてみましたww 同じ時期だったのに、前回来た時の方が雪も残ってて寒そう・・・。
しかしまぁ・・・以前に比べて日本人の多いこと。 街を歩いていてもあちこち占拠されています。 一体どこの旅行会社がこんな遠い国のツアー組んでんだ??

1 comment:

Chiaki said...

日本人にはヨーロッパが好きな人が多いですからねぇ。
この時期だと「卒業旅行」と称して、学生も結構多いかも。
でも学生は、もっと暖かい所か娯楽の多い所へ行くかな?